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Jazz & Life

JAZZ 備忘録 #03 ジョン・コルトレーン(John Coltrane)

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自分の為のJAZZ 備忘録 #03

第3回目は、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)

・本名はジョン・ウィリアム・コルトレーン

・アメリカのサックス奏者

・1926年9月23日-1967年7月17日(40歳没)

・ノースカロライナ州で生まれ

・13歳でクラリネットを始め、高校時代にクラリネットからアルト・サックスに転向

・1946年よりプロとして活動開始

・1949年にディジー・ガレスピーのバンドに参加、その後、テナー・サックスに転向

・主にテナー・サックスを演奏したが、音楽キャリアの最初期にはアルト・サックス、1960年代よりソプラノ・サックス、最晩年にはフルートの演奏も行なっている

・『マイ・フェイヴァリット・シングス』では、JAZZにソプラノ・サックスを取り入れたことも有名

・マイルスは、ソニー・ロリンズと並ぶ2大テナー奏者と高く評価した

ビバップとマイルス・デイヴィスとの出会い

1940年代後半、コルトレーンはビバップの巨匠チャーリー・パーカーの影響を受け、その後ディジー・ガレスピーのバンドで演奏しました。

1955年、コルトレーンはマイルス・デイヴィスのバンドに加入し、ここでの経験が彼のキャリアにおいて重要な転機となりました。この時期に録音されたアルバム『Kind of Blue』は、ジャズの歴史に残る名盤として知られています。

音楽スタイルと影響

コルトレーンの音楽は、ビバップ、ハードバップ、モードジャズ、そしてフリージャズと多岐にわたります。彼の演奏スタイルは「シーツ・オブ・サウンド」と呼ばれる高速で複雑なフレーズが特徴です。特に1959年のアルバム「Giant Steps」は、彼の技術と創造性を象徴する作品として知られています。

アルバム「Giant Steps」

「Giant Steps」は、1959年にニューヨークのアトランティック・スタジオで録音されました。このアルバムは、コルトレーンがアトランティック・レコードと契約した後、初めてリーダーとして制作した作品です1。録音セッションは、1959年5月4日と5日に行われました。

「Giant Steps」は、ジャズミュージシャンにとっての練習曲としても広く知られており、その複雑なコード進行は「コルトレーン・チェンジ」として有名です2。このアルバムは、コルトレーンの技術的な卓越性と創造性を示すものであり、多くのジャズミュージシャンに影響を与え続けています。

演奏メンバーは以下の通りです。

ジョン・コルトレーン (テナー・サックス)
トミー・フラナガン (ピアノ)
ウィントン・ケリー (ピアノ)
シダー・ウォルトン (ピアノ)
ポール・チェンバース (ベース)
アート・テイラー (ドラム)
ジミー・コブ (ドラム)
レックス・ハンフリーズ(ドラム)

ニューヨーク市のアトランティック・スタジオで録音されました。

その他の代表作と名演

コルトレーンの代表作には、「Blue Train」、「My Favorite Things」、「A Love Supreme」などがあります。「A Love Supreme」は、彼の精神的な探求と音楽的な革新が融合した傑作で、多くのジャズファンに愛されています

アルバム「A Love Supreme」

「A Love Supreme」は、ジョン・コルトレーンの最も有名で影響力のあるアルバムの一つです。このアルバムは、1964年12月に録音され、1965年にリリースされました。

「A Love Supreme」は、コルトレーンの精神的な目覚めと深い宗教的な信念に根ざしています。彼は1957年に薬物依存から立ち直り、その経験を通じて新たな人生観と音楽的ビジョンを得ました。このアルバムは、彼の感謝と献身を表現するための音楽的な祈りとも言えます。

アルバムは、コルトレーンのクラシック・カルテットと共に録音されました。メンバーは以下の通りです。

ジョン・コルトレーン(テナーサックス)
マッコイ・タイナー(ピアノ)
ジミー・ギャリソン(ベース)
エルヴィン・ジョーンズ(ドラム)
録音はニュージャージー州エングルウッド・クリフスのヴァン・ゲルダー・スタジオで行われ、一晩で完了しました。

フリージャズへの転向

晩年のコルトレーンは、フリージャズという新しい音楽スタイルに挑戦しました。彼のアルバム「Ascension」は、その象徴的な作品です。このアルバムは、従来のジャズの枠を超えた自由な即興演奏を特徴としています。

アルバム全体が約40分にわたる1曲の長い即興演奏で構成されています。各ミュージシャンが自由にソロを取る形式で、非常に自由度の高い演奏が特徴です。

コルトレーン自身は、常に新しい音楽の可能性を探求しており、『Ascension』もその一環として生まれた作品です。このアルバムは、フリージャズの先駆けとして評価され、後のアヴァンギャルド・ジャズに大きな影響を与えました。

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