正解を意識するから動けなくなる。感じるがままに動けばいい。
ロッド・ジャドキンス(著)『「クリエイティブ」の処方箋』を読んでいます。新しい誰もやっていないような、クリエイティブな仕事がしたいと思っても、頭に浮かぶことは、幼い頃に習ったことや誰かが既にやっているものばかり。考えても、考えても、答えが出ない。私たちは、考えることで答えが得られると思いがちだ。問題があれば、考えて抜け道を見つけだそうとする。あるいは迂回する方法を考える。または駆け抜ける方法を考えようとする。答えが欲しければシンクタンクに頼るし、ブレーンストーミングをして頭を絞る。私たちの文化は、考えることを強調するあまり、感じることを忘れてしまう。思考は罠にもなる。小さい頃から、問題を解くばっかりの教育を受けてきました。そこには、すべて正解がありました。先生に正解!と言われ、友達から拍手され喜ぶ。そんな時代だった。1+9=□の答えは一つ。しかし、昨今「答えのない時代」とも言われています。モノが溢れ、インターネットに答えがある時代。□+△=10の導き方は無数。いま思うところ、導き方のほうが大切だと思う。正解を意識するから動けなくなる。答えなんか、間違っていてもいい。自分の感性で、感じる...