簡単なことでも「~したい」を毎日やった人だけに新しい扉が開く。
野村克也著『凡人を達人に変える77の心得』を読んでいます。仕事の本質は「単純作業の繰り返し」にあるヤクルトスワローズ、阪神タイガース、楽天イーグルスの元監督の野村さんのこの言葉に心が動きました。日頃、何か上手くなりたい、ある技術を習得したいと思っていも結果がなかなか出ず、才能がないとすぐに諦めて辞めていませんか? 野球は、単純作業の繰り返しである。 バッティングは、バットを構えてスイングする繰り返し。 守備は、球を捕球して投げる繰り返し。 その意味で、プロ野球選手は、「単純作業の技術屋」といえる。この単純作業をいかに高いレベルで継続できるかが、プロ野球選手の生命線を握っている。高度な才能が必要と思われるプロ野球選手ですが、バッターであれば来る日も来る日も時間があればバットを振り返って単純作業の精度を上げる必要があり、これなしには大成することはない、と断言しています。このことはビジネスにも当てはまると指摘していますが、確かにスケジュールや提案書の作成は、経験に基づいて何度も何度もつくって精度を上げる他に上達の道はありません。しかし、大きな問題もある。それは、「努力には即効性がない」という...