モノが売れない時代。もはや、SNS抜きにはモノを販売しても幸せになれない。
室井淳司著「体験デザインブランディング-コトの時代の、モノの価値の作り方」を読んでます。モノが売れない時代。我々は、欲しいモノ、食べたいモノで満たされてしまった。さらには、たいていの日常雑貨は100均でそろってしまう時代。コンビニでプレミアムなつまみ買って、プレミアムなハイボール飲んでいれば、なんか満足できる。もはや、そこらの店が販売しても、売れないんじゃないか?近頃、世の中の消費を語る文脈が、「モノからコトへ」変わった、と言われています。たとえばそれはカメラ(モノ)を購入するのに20万円使うなら、旅行(コト)にお金を使うという、消費意向の変化を指します。しかし、そもそもモノ自体は顧客の体験を伴うケースが多いため、世の中のモノ消費は、裏を返せばコト消費だと言えます。定番品は別にして、買う側の感覚としては、少なからず誰にでも『モノからコト(体験)へ』にシフトしている感覚があると思う。◯◯買って△△した、◯◯食べたら△△だった、◯◯で△△を買った、と体験談をSNSに投稿できるか?脳になりつつある。そしてSNSで買いたい人が広がっていく。もはやSNS抜きにはモノを販売しても幸せにはなれない。...