山口 周 著の『外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~』を読んでいます。
『なぜこうなっているんだろう?』と思うことは、今でもありますか?
子供の頃は、「なんで?」「どうして?」と好奇心旺盛なのに、大人なると好奇心が無くなってきたなぁと感じます。
ある調査によると、日本は数学の学力はトップだが知的好奇心は世界でも低い、という結果が出ており、学校でのつめこみ授業とテスト至上主義が原因とされています。
10年先は予測もつかない時代、知的好奇心なくしてはやっていくのは難しくなるでしょう。
AI(人工知能)の躍進は間違いなく訪れ、自ら考えて働く人以外は、仕事はしづらくなっていくと予測されます。
では、どうすれば好奇心を取り戻すことができるのでしょうか。
インプットの量を恒常的に高い水準に保つためのカギの一つが「好奇心」です。しかし、そもそも、どうすれば高いレベルの好奇心をずっと維持できるのでしょうか。
人の好奇心には一種の臨界密度があります。好奇心というのは要するに質問を沢山持っているということですね。
インプット量と好奇心が密接に関わっていることが分かります。好奇心を高めるには、読書をしたり、あらたな経験をして、よい質問を沢山持つことが大切です。
質問というのは、わかっていないから生まれるのではなく、わかっているからこそ生まれるものです。ですから、学ぶことで「わかっている領域」の境界線が宇宙に向かって少しずつ広がっていくにしたがって、質問の数はどんどん増えていきます。知識豊富で創造性豊かな人ほど好奇心旺盛なのはそのためです。
質問が出ない場合は、興味があるものをまずは学んでみると質問がとめどなくでてきます。
私も陶芸を始める前に、陶芸をやってみたけど、何を質問したらいいかすら分かりませんでしたが、学ぶうちに質問溢れてきて宇宙のように広がる世界を経験しました。
好奇心は未来をつくります。より深く、より精度の高い質問をして、好奇心を高めていきましょう。
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