為末 大(著)『諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない』を読んでいます。
男子元陸上競技選手で、400mハードル日本記録保持者。
為末 大さんの言葉。
人間には変えられないことのほうが多い。だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。
僕は、これが戦略だと思っている。
戦略とは、トレードオフである。つまり、諦めとセットで考えるべきものだ。だめなものはだめ、無理なものは無理。そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かして勝つかということを見極める。
極端なことをいえば、勝ちたいから努力をするよりも、さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探すほうが、間違いなく勝率は上がる。
いまやっていることを『見極めてやめる』
何かを「やめる」ことは「選ぶこと」、「決める」ことに近い、と著者は言います。
勝てるフィールドを見極めもせずに、他人と同じことで競うのはやめよう。
孫子の有名な言葉「戦わずにして勝つ」にもあるように、無駄な戦いはせず、と今さらながら思うこの頃。
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