岡本 浩一(著)『上達の法則』を読んでいます。
ちょっとチャレンジしても失敗したら才能がない、とあきらめてしまう人。
仕事でも趣味でも何でもコツを掴むのが早い人がいます。その差は何でしょうか?
その秘訣にについて、気になった箇所をメモします。
得意なものにしばらくこだわってみると、それを中心にして全体が見えるようになる。それがバランスのとれた鳥瞰図とまでいかないことは事実だが、得意なものを認識の中核とした全体観だということになる。あるひとつのものを中核として、それにこだわり、長けてくるようになると、その中核認知において形成された認知スキーマが、別ものを見るときの洞察を生むようになる。そのプロセスを早い時期に形成するのが大切なのである。
※鳥瞰図(ちょうかんず)とは、地図の技法および図法の一種で、上空から斜めに見下ろしたような形式のものをいう。
著者は、ひとつのものに長けることで鳥瞰図のように全体観を認識することが大切と言います。
ビジネスの世界でも業務全体を鳥の目で俯瞰して見ることが重要ですが、同じことが言えますね。
それと、私が陶芸から学んだ上達とは?を挙げてみます。
・準備の必要性
・失敗を乗り越える忍耐力
・工程ごとに手を抜かない
・他者の作品を見る
・これからの方向性を考える
全て難しいのだけど、そう言うことを体で覚えている感覚。
もし陶芸以外のことをやったとしても、認知スキーマが洞察を生む、ということは感覚的に理解できます。
先が見えないサバイバルな時代、何事も鳥の目を持って上達していきたいものです。
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