昨年、お亡くなりになった坂本教授。
我々の世代にとっては、まさに時代の先頭を走った先生と言っても過言ではないです。
もう、新しい楽曲が聴けないのが残念でたまりませんが、まだ全てのジャンルを聴き込めていない(書籍も全て読んでない)ので、今後も楽曲や書籍で触れていたいものです。
3歳からピアノを習い、早くも10歳で松本民之助(当時は東京藝術大学教授)に師事して作曲の勉強を開始。
中2でドビュッシーを知り、以後、自分はドビュッシーの生まれ変わりに違いないと思い込むほど心酔する(サインまで練習する)ようになる。それは、メロディや形式や全体の構成ではなく色彩や響きで空間を表現するという発想との出会いだった。
坂本龍一 本当に聴きたい音を追い求めて
子供の頃にここまで心酔できるのも才能なのでしょう。
ゲーテの言葉に『人間は生まれるとすぐに、世間の影響を受け、それは死ぬまで続く。結局、人間が自分独自のものと呼べるのは、気力、体力、意思以外にはないのだ。』
坂本教授は音楽こそ自分そのもの、なのでしょう。
気力、体力、音楽
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