BLUE GIANTは、日々練習に明け暮れるシーンも見ていて刺激をうけますが、何より演奏技術の内容がとてもリアルなところが大人が読んでも説得力があります。
『ヘタだから・・・ヘタクソだから練習して・・・そしていつの日か誰かの気持ちに届く音を出す。』
もし、宮本大くらいに明けても暮れてもテナー・サックスにのめり込めたら間違いなく一流になれる、と思いますが、それが才能とも言えるのでしょう。
アメリカの心理学者エリクソンの学術論文で『達人と素人の違いは特定の専門分野で一生上達するために、考え抜いた努力をどれだけ行ったかの違いなのである。』と述べていますが、世界もしくは一流を目指す人の行動見本を主人公の宮本大が教えてくれます。
これが宮本大の成長の証、と言わんばかりの演奏シーン。
漫画なので、ベタですが、主人公の宮本大の水戸黄門的な演奏シーンが見せ場となっています。
『オレは、世界一のジャズプレーヤーになる。』
宮本大は、諦めない心と強い信念を持って、運命を引き寄せていきます。
2巻では、私も好きなテナーサックス奏者のジョン・コルトレーン、デクスター・ゴードンと名だたる名前がでてきます。
誰もが聞いたことがあるはずの曲、ピアニストのボビー・ティモンズ作曲の『モーニン』が出てきます。『モーニン』はアート・ブレイキーのアルバムの楽曲でもあります。
コメント