モチベーションが上がらない、と言いますが、その原因を説明できますか?
そもそも、モチベーションとは何でしょうか?
モチベーションは「脳の高次機能または学習に関わる行動を直接的に誘引する、体内及び脳内の変化を認識した状態」と言える。
これが、神経科学的な観点から見たモチベーションの定義である。
BRAIN DRIVEN(ブレイン ドリブン)
モチベーションは「やる気」や「意欲」と言い換えることができますが、脳内の状態ですので、思うように自由にコントロールすることは、なかなか難しいように思います。
「やる気」スイッチはどうすればオンにできるのでしょうか?
自分のモチベーションが高まるからといって、同じ要因によって他人も高まるとは限らない。しかし、人は自分と同じことを他人にも当てはまると無意識のうちに判断してしまう傾向がある。他人には他人のモチベーションの高まりやすい要因がある。その違いを受け入れて尊重し合うこと、モチベーションの多様性を受け入れることが、チームや組織としてのモチベーションを全体として高めるスタートラインとなるだろう。
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逆に自分が高い状況だからと言って、他人も高いとは限りません。
では、モチベーションは何によって、もたらされるのでしょうか。
「健康」「睡眠」「生活リズム」がモチベーションの基礎になっていますが、ストレスによってイライラするとモチベーションに悪影響を与えます。
イライラするのは、睡眠不足、生活リズムが乱れていたり、セロトニン(脳内神経伝達物質)が行き届いていないことも考えられます。
普段から暴飲暴食、運動不足、夜更かしなど、気をつけていかないと、何事にもモチベーションは上がらず不機嫌な顔をして過ごすことは避けなければなりません。モチベーションどころか人間関係を悪くする悪循環にハマってしまいます。
モチベーションは、「健康」「睡眠」「生活リズム」を維持することがとても大切
以上のことからモチベーションは、「健康」「睡眠」「生活リズム」を維持することがとても大切なのです。
さらに掘り下げると、「知力」「体力」「気力」がエンジンになって、仕事や趣味において、最高のパフォーマンスが発揮でき、やる気もアップしてきます。
ドーパミンとやる気スイッチ
ドーパミンが「やる気スイッチ」をオンにしてくれます。
「ドーパミンが高いモチベーションを生み出す」ととされ、モチベーションは中枢神経系に存在する神経伝達物質ドーパミンが影響していると言わています。
「幸せホルモン」と呼ばれる3種類のひとつです。
- セロトニン
- オキシトシン
- ドーパミン
ドーパミンの増やし方
ドーパミンは快楽物質と呼ばれ、快感や幸福を感じさせてくれます。
①楽しいことをしているとき
②褒められたとき
③目的を達成したとき
モチベーションが高まっている状態とは、どのような状態なのか。
BRAIN DRIVEN(ブレイン ドリブン)
大きく二つに分けると、ノルアドレナリン※とドーパミンが出やすい状態になっていることである。人間が好奇心を持ったり、何かやってみたいと思ったりしているときには、主にドーパミンみが出やすくなる。一方で、人間が避けたいと思ったり、嫌いと思ったり、たいへんだと感じる作業に向き合うときには、ノルアドレナリンが出やすくなる。
※ノルアドレナリンは、血圧が上昇したり心拍数が上がったりして、体を活動に適した状態にします。
ドーパミンの効果
①意欲につながる
②集中力が上がる
③ポジティブになる
また、ドーパミンは仕事や学習などに必要な情報を一時的に記憶・処理する能力である「ワーキングメモリー」を活性化し、記憶定着効率、学習効果を高める効果があります。
アルコールやパチンコでも大量のドーパミンが放出され、高揚や快楽を得るが、安易に手に入るため、再び求めてる依存症になるのもその理由からです。
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